雀荘を開業される方は業務用の全自動麻雀卓を検討することもあるかと思います。
どの卓にしますか?Mリーグでお馴染みのAMOSREXX3。お金があるならこれ一択。
そう思っていませんか?
実は業務用全自動卓の最新事情としましては、2025/6/2にEager3 CSという新しいのがもう1つ出ており、AMOSREXX3とEager3CSという2つの「3」を比較できる状況です。
とはいえ、そんなん知らんし・・って人も多いと思いますので、今回はこの2つの比較を行っていきたいと思います。
では、はじめていきます。
目次
業務用全自動麻雀卓の最新事情。AMOSREXX3とEager3とは?
まずはそれぞれの卓の概要を紹介します。
AMOSREXX3
まずはAMOSREXX3です。2022年に大洋技研社より発売されたAMOSREXXシリーズの第3弾。Mリーグで用いられているのでご存じの方も多いかと思います。
特徴としては、配牌の上下整列機能が追加されたほか、オープントップになったのも同シリーズでは初。
あとは元々アルバン社の製品についていた瞬間点棒収納機能「ぽけっと」も追加されるなど、まさに麻雀業界の叡智を結集した製品。
カラーは白、グレー、緑、オレンジがあります。
>>全自動麻雀卓「アモスレックス(AMOSREXX)3」の商品レビュー!脚や色も解説!
Eager3 CS
対するEager3 CSは2025年6月2日に大阪のマツオカさんから販売された新作の業務用麻雀卓(狭義では麻雀卓の枠)です。
こちらもEagerシリーズの新作で、点数読み取り速度のアップ、点数点差の同時表示、USBポートのUI向上などが新しい点となります。
前作から大きく変わったAMOSREXX3と比較すると、Eager2の正統進化といった感じで、既存の機能を踏襲しつつ、より使いやすくなったイメージです。
カラーは新作のマットブラック、アーバンブルーが追加され、全4色となりました。(既存のホワイト、アーバンレッドも引き続き販売)
>>最新の業務用全自動麻雀卓枠を搭載した「Eager3 CS」が2025/6/2発売予定。機能などをレビューしていく!
AMOSREXX3とEager3CSを比較レビュー
ここからはAMOSREXX3とEager3CSを比較していきます。
評価項目はこんな感じ↓。それぞれみていきます。
- デザイン
- 点数表示
- 配牌
- 点棒
- USBポート
- 値段
中身(積み方)
まずは中身の山積みの部分です。実はこれは中身同じなんです。
Eager3は本体は枠だけで、色々な卓にドッキングできる仕様となっています。
で、AMOSREXX2の中身と合体したものが「Eager3 CS」なんです。
なのでEager3 CSの場合は、中身的には全く同じで、どちらを選んでも自動配牌があります。
AMOSREXX2とEager3CSの中身は同じ。
CSが業界の用語でAMOSREXXの中身を指す。REXX3の上下整列のやつはCSJという。CSJのタイプかはマツオカさんに要確認。言えばCSJでやってくれそうな気はするけど値段はちょっと高くなるかも。
デザイン
続いてはデザインです。一番大きく違う点かなと思います。
どちらもオープントップ(ふたなし)ではあるものの、AMOSREXX3の枠はどちらかというとゴツッとした感じ、Eager3の枠は流線型です。
これはEager2ですが、フォルムは3も同じ↓
また、AMOSREXX3は基本的には単色ですが、Eagerは角の部分に丸っとした部分があります。ここの部分の色は黒で固定なので、2色構成となります。
色としても、以下のような感じで実は色が被らないんです。
◆色の比較
- AMOSREXX3:白、緑、オレンジ、グレー
- Eager3 CS:黒、青黒、赤黒、白黒
なので、雀荘のイメージに合う方と言う選び方をしても良いかなと思います。
点数表示
続いては点数表示です。どちらも点数点差表示があると言う点は同じですが、細かい点で違いがあります。
- AMOSREXX3:赤色の点数表示、点差は点差のみ
- Eager3:黒色の点数表示、点数+点差の表示
赤の表示↓
黒色表示。点数の下に点差が出る↓
点棒の表示色の違いについては、好みが分かれるところではあるかなと思うのですが、撮影のしやすさという点では、Eagerに軍配が上がるかなと思っています。
(赤色だとカメラで撮るとチカチカしてしまう)
点差の表示については、どちらもボタンを押すことで切り替えが行えますが、AMOSREXXは点差のみが表示される形式、Eager3は点数と点差が同時に表示される形式です。
ここはEager2まではREXXと同様に点差のみ表示だったのですが、Eager3になって変更された点になります。
あと超細かいんですがボタンの継続時間の設計にも違いがあり、REXXはボタンを押してしばらくすると点数表示に戻ります。一方のEagerはボタンを押したら永続(めっちゃ時間経ったら戻るかもですが)で点数+点差表示のままです。
配牌
配牌については中身が同じなので基本的には同じです。
ただ、REXX3はデフォルトが上下整列(CSJ)なのに対し、Eager3CSはデフォルトはCS(上下整列なし)です。
なので、上下整列が欲しい方は、販売会社さんに相談する必要があります。
点棒
続いては点棒です。
これについてもどちらもリーチ機能あり、箱下点棒ありで機能面は同じなのですが、デザインに少し違いがあります。
AMOSREXX3は色と模様で点数を見分ける方式ですが、Eager3CSは点棒に点数が書かれている方式となりました。
REXX3点棒↓
Eager3点棒↓
なので色で見分けられない初心者の方などにも安心。
USBポート
USBポートはどちらも各席の左にポートがあります。
出力はどちらもそこまで高くはないのでスマホ充電用という感じです。
あえて違いを挙げるなら、わかりやすさでいうと、光っているのでEager3の方が位置が見やすいかなくらい。
値段
お値段については販売会社各社で違いがあったりするかもですが、両方扱っているマツオカさんの場合は、ほぼ同じくらいでした。
◆値段の比較
- Eager3 CS:税込841,500円(AMOS CS本体+Eager3枠)
- AMOSREXX3:¥891,000 税込
ただしEager3はCSJ(上下整列)ではないバージョンなので、CSJにするともうちょい高くなるかも。
買える場所
買える場所については、どちらもAMOS代理店からの購入となります。
ただEager系を扱っていない代理店さんも多いので、買いやすさでいうとAMOSREXX3に軍配が上がります。
AMOSREXX3:ほぼ全てのAMOS代理店で取扱いあり
Eager3 CS:マツオカさん、ささきさん、WAWAあたりで購入可能
総評。まとめ
全体としては、あとから発売したEager3CSの方が親切な設計が多いような感じはしました。この辺は後攻有利なので今後AMOSREXX3側も改良される可能性はあります。
(麻雀卓業界はわりと各社協力体制で良いものはシェアして(取り入れて)いくの流れがあるため)
まあ機能面ではどちらを選んでもそこまで差はないので、好きな方で良いのではないかなと思います。
レア度的に言えば、Eager3CSは新カラーもあり、他の卓ではあまりないかっこいい系なので目立てるとは思います。(特に関西以外ではレア)
一方REXX3はMリーグでお馴染みなので、安心感的な意味合いやMリーグ好きな人にはウケがいいですよね。
その辺の兼ね合いで判断していくと良いかなとも思いました。終わり。
ではまた、良い麻雀ライフを。