「麻雀グッズクリエイターになって、自身の考案したグッズを売る」というのをやってみたい人に向けて、なりかたを解説します。
クリエイターにも色々あって、まずは簡単なステップ(デザインだけ作ってオンデマンドで印刷など)から、完全なオリジナルグッズを作る方法までを詳しく解説します。
麻雀グッズクリエイターになる人の助けになれば幸いです。
では始めて行きます。
目次
麻雀グッズクリエイターになるための全体像
まず全体像です。
- デザインを作る
- 入稿 or 作成する
- 売る
ざっくりでいうとこの3ステップとなります。
既存の麻雀グッズ⇩
デザインは必須
まずどんなグッズを作るかのデザインは必ず行う必要があります。
牌の色を塗り替えるだけとかであれば、デザインというほどではないかもですが、一から何かを作るとしたらデザインがメイン業務になります。
作成フェイズは入稿orハンドメイド
そのあとの作成ステップは、入稿または作成に分かれます。
印刷系のものであれば入稿して終わり、ハンドメイド系であれば自分で作ります。
入稿の方が楽にたくさん作れるので、あまり時間がない人や初めての方はこちらがおすすめ。
イベントなどで締め切りがある場合は、入稿系の方が締め切りが早いので注意。(2週間前くらいが安全ライン)
売るステップ
で、最後に売るステップです。
こちらは、SNS等を通してネットで直売するか、あるいはSUZURIなどのデザイン販売サイトに登録、あるいはデザインフェスタなどのイベントに参加するなどに分かれます。
在庫を抱える必要のないSUZURIなどが初心者向けです。
SUZURIは無料でショップ作れる(在庫も不要)⇩
デザフェス⇩
麻雀グッズクリエイターになる方法・初級編
まずは初級編です。以下のいずれかを目指しましょう。
- 麻雀牌の色を塗り替える
- デザインを作って印刷する
- 点数表など実用的な定番アイテムを作る
それぞれ解説します。
麻雀牌の色変更
麻雀牌の色を塗り替えるテクニックです。
雀荘等でも、定番の赤5牌だけなく、キラキラな牌を色々使うところが増えてきているので実用的なクリエイトといえます。
八連荘さん作品↓
具体的な手順としては、以下の通り。
- 牌の色を落とす
- 牌の色を塗る
- 掘り以外の部分の汚れを落とす
牌の色を落とすのは、アセトンが入ったマニキュア落としなどが有効です。
強い剥がし液のおすすめ↓
https://x.com/pa_ren8chan/status/1833758555792638062
アルコール綿などで擦るのも簡単な方法↓
牌の色は、ネイル用のラメなどで行えます。100均などでも売られていますが、自身がおじさんでネイル買うの恥ずかしいという人はネットで買うか、知り合いに購入してもらいましょう。
技術としては、そこまで難しくはないですが、うまく塗るためには、爪楊枝などがあると便利です。
ただどうしても掘りの部分以外にも色が入ってしまうので、最後に新聞紙などにこすって平面な部分の色を落とします。
デザインを作って印刷
続いてはTシャツやシールなどを作る方法です。
夏っぽい麻雀柄ファイル↓
市販のネイル用シール↓
これはオンデマンドと言われるデザインだけ入稿したら印刷して送付してくれるサービスがあります。(あるいはネットショップに現物なしで売り出せて、売れたらショップモール側が印刷して送ってくれるサービスもある。suzuri等)
なので要は麻雀モチーフのデザインさえ作れればOK。
初心者向けといえます。
最も簡単な名刺グッズ↓
デザインについては、Tシャツなどではかなり大きめ(4,000pxなど)で作っておくと、引き延ばしても解像度が落ちないのでおすすめです。
作成はcanva等で行え、出稿はsuzuriやオリジナルプリント.jpなどで行います。
デザイナーの夏川さんは入稿系が豊富↓
点数表など実用的な定番アイテム
実用的な麻雀アイテムには堅い需要があります。
なので、デザインアイデアが得意でなくとも、シンプルで使いやすいものが作れれば、雀荘や麻雀初心者の人に売れる可能性が高いです。
具体的には、役一覧、点数表、点数計算の早見表、ルール解説などですね。
カンペ↓
ベタオリ・牌効率クリアファイル↓
これらを作って、先ほどの場合と同様にオンデマンドで印刷することでグッズクリエイターになれます。
少し応用したところだと、3Dプリンターで立体的なアイテムを作れたりすると幅が広まります。(アモスコンパスのようなものなど)
ぴんふさんの実用的な場風プレート↓
麻雀グッズクリエイター、匠の技(中上級編)
ここからは実際の麻雀グッズクリエイターの先輩たちのやっている技をいくつか紹介します。
材料を購入してレジンで牌を作成
多くのクリエイターが牌を作る時に使うのがレジンという素材です。
これは、加工がしやすいシリコンのような物質で、型にはめて固めることでさまざまな形や模様などを作ることができます。
Lemoさんグッズ↓
また、半透明なため、中に物を入れることもでき、この辺でオリジナリティを出すことも可能です。
黒猫ルージュさんグッズ↓
レジン使いの中では、気泡がいかに入らないようにするか、が腕の見せ所で、気泡がまったくないレジン作家は一目置かれます。
レジンが得意なクリエイターとしては、黒猫ルージュさん、ハンドメイドPinoさん、神楽堂さん、Lemoさんなど。
ドリルを購入して自宅で穴あけ
牌の加工について、キーホルダーなどにしようと思った場合、牌に穴を開ける必要があります。
八連荘さんの麻雀牌ネックレス+キーホルダー↓
これはキリなどで頑張るという手もなくはないですが、大変なのでたくさん作るとしたらドリルが必要。
そのため、作業効率向上のため、マイドリルを購入しているクリエイターもいます。
縫う
編み物系、縫い物系の麻雀アイテムも人気です。
眠眠さんのグッズ↓
こちらについては、麻雀柄の布地を入手すれば完成品の造形デザインのみでグッズを作ることもできます。
また、刺繍でイーソーなどをデザインするクリエイターさんもおります。
あーちゃんさんのグッズ↓
工房に行ってデザインを自分で塗る
Tシャツについて、胸元など定番のエリアの印刷はオンデマンド印刷で行えますが、袖や襟などに自由にデザインを行いたい場合は、自ら塗る必要があります。
これは専門の貸し工房のような場所があるそうで、ここに通ってオリジナルなアパレルを作っているクリエイターもいます。
宝燈さんの袖に模様があるTシャツ↓
こんな感じで塗ってるらしい↓
【🀄發王ロンT🐲】の色違いも制作中!
白に緑が映えますね☺️#麻雀 #麻雀アパレル pic.twitter.com/7Kc1KGG6TW— 【宝燈-pouto-】巡るむぐ (@mahjongiijan) February 24, 2023
他にもアクリル板を切れる工房などもあるそうで、アクリルグッズ使いはそちらへ通います。
南阿佐ヶ谷麻雀部さんのグッズ↓
得意とするクリエイターは以下。
- Tシャツ:宝燈(巡るむぐ)さん
- アクリル:南阿佐ヶ谷麻雀部(036)さん
絵を描く
絵を描くというクリエイト手法もあります。
こちらはニシムラマホさんという本職が画家の方の作品で、麻雀のさまざまな場面をイメージした抽象画となっています。
絵以外にも鳥獣戯画風の麻雀ステッカーなどもありました。絵もありです。
技術を持った会社に依頼する
あまり一般的ではない形状のものを作りたい場合、専門の業者へお願いするのも手です。
例えば木彫りの牌を作りたければ木工店へ依頼する、鉄のアイテムが作りたければ鉄加工が得意な会社に依頼するなどです。
ロットが少ないと割高になることもありますが、オリジナルグッズ作りのサイトを調べまくることで、個人での依頼を受け入れている会社を見つけることができます。
(3Dプリンターやレーザー加工機を持っているような会社の場合は、鋳型代が不要となり、格安となることが多い)
まむさんグッズ・麻雀ネームプレート↓
企業やプロとコラボする
一般的な形状のグッズでも、プロや企業とコラボすることで新たな付加価値を生み出すことができる場合があります。
八連荘さん×ずんまるコラボ⇩
具体的には、キャラクターの版権、人物写真などをグッズにすることが可能です。
コラボのきっかけとしては、スポンサーになる、知人の紹介、SNSの知名度をもって声をかけられるなどが一般的。
いきなりは難しいですが、軌道に乗ってきたら意識するのもありかも。
終わりに
以上が麻雀グッズクリエイターのなり方まとめでした。
いろんなクリエイターがいるのでぜひチェックしてみてください。
(当然ですがデザインなどを丸パクりすると怒られます。)
また、麻雀グッズクリエイターが集まって行う即売会のイベント等もあるので、そちらも合わせて確認してみてください。
新たなグッズ作りのきっかけになれば幸いです。終わり。
参考:オリジナルグッズ作れる系サイト↓
・SUZURI・・やや割高だが、アパレル、アクキー、バッグなど大体なんでも一点から作れる。
・オリジナルグッズ簡単に作れて販売【ME-Q】・・・こちらも一点から。麻雀牌っぽいアクスタができる。
・カレンダー研究所・・オリジナルカレンダーやフォトブックが作れる
・ACRY・・洗っても大丈夫なシールが作れる(特許らしい)
麻雀打ちにおすすめな麻雀グッズ。
実は色々ありまして、これでもか!と100個くらいまとめました!
- 麻雀好きな人へのプレゼント
- 自分用に身に着けるものを
- 大会の景品や参加賞に
どの用途でも大体これだ!というのが見つかるはずです。
ぜひチェックしてみてください!
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