オールジャパン2026でお披露目されていたデュプリケート麻雀卓を見せてもらってきました。

製作は遊研堂さんで、主に麻雀系のITツールなどを作っている会社さんです。

デュプリケート麻雀というのは、「麻雀から運の要素をなくそう」というコンセプトの特殊麻雀ルールで、全く同じにセットした牌山を4卓分用意してゲームを行い、獲得したポイントで勝敗をつけるというものです。(4人1チームが正式っぽいです)

面白い試みではあるものの、セットが大変すぎるため実用性は低いとされていたのですが、今回それをデジタル化した卓が開発されたという流れとなります。

以下ではそんな新卓の詳細を見ていきます。

※ちなみに非売品です。(2026/07現在)

この記事の著者
たkる

麻雀用品レビューブロガー

たkる

プロフィール

麻雀グッズが好きすぎて麻雀用品サイトを作りました。麻雀グッズをさらに広める活動をしています。
麻雀牌、マット、卓の用品レビュー、本、漫画、グッズの関連商品も詳しいです。用品選びに迷ったらなんでも聞いてください
麻雀雑誌『麻雀界』連載中。(2022/04〜)
→プロフィール詳細

デュプリケート麻雀システム「Retile」とは?

今回見せてもらったRetileの概要から紹介します。

製品紹介画像

概要

実牌でのデュプリケート麻雀を効率よく行うために開発された麻雀牌と卓の複合システムとなります。

牌にはQRコードとディスプレイがあり、卓にはカメラが搭載されています。

デュプリケート麻雀では、全く同じ牌山の卓を4つ作る必要があり、人力でやるととても大変です。

そこで、この卓を使えば、牌を積んでから牌の種類を設定できるため、同じ設定の山積みが楽にできるというわけです。

仕組み

仕組みとしては、卓に設置されたカメラを用いて牌のQRコードを読み取り、牌山の牌の並びをチェックします。

(牌には管理番号が振られており、それがQRコード読み取りで判別できる)

デュプリケート麻雀の場合は、それぞれの卓での牌山の並びが同じになるように管理端末で設定し、牌の種類を割り振ります。

すると、牌の中にあるコンピュータに、Bluetoothで情報が送付され、30秒〜1分ほどでディスプレイに指定された牌が表示されます。

ちなみに牌のQRコードを読んでも牌の種類はわからないため、QRコードガン牌は不可だそうです。(模様を振られる前の牌の管理番号だけしかわからない)

デュプリケート麻雀システム「Retile」開発のきっかけ

デュプリケート麻雀システム「Retile」の開発をすることになったきっかけを株式会社「遊研堂」の森田さんに伺いました。

開発の始まりとしては、デュプリケート麻雀に強い情熱をもつ方がいて、その方が手積みでのデュプリケート麻雀に限界を感じていたこと。

そのため、デュプリケート麻雀システムの開発に興味を持っており、協力の話が株式会社「遊研堂」さんへ入りました。

株式会社「遊研堂」さんとしては、まだ誰もやったことのない麻雀システムの構築やデュプリケート麻雀だけに限らないシステムの将来性等を面白いと思い開発に協力することに。

開発は撮影、書き換え、牌のファームウェアのすべてで問題が発生しかなり大変だったそうですが、2年弱の開発期間を経て、今回の展示に出せるレベルに至ったそうです。

ブレイクスルーとしては、牌に内蔵のファームウェア通信を有線から無線に変えたことで耐久時間が2倍になったこと(これにより長時間のテストが可能になった)、AIの性能があがり、開発の課題を効率よくつぶせるようになったことが大きかったそうです。

販売情報と今後の展望

こちらの新製品「Retile」については、今のところ販売の予定はなく、イベント等での利用や貸し出しでの利用を想定しているそうです。

(技術者のサポートが必要なため。)

また、今後の展望としては、

  • より多くの卓を安定運用できる仕組み作り
  • デュプリケート麻雀以外への活用
  • 牌譜機能の搭載

などを考えているとのことです。

オールジャパンでの展示ではデュプリケート麻雀を体験できるブースとなっておりましたが、Retileの機能は他にも応用が効きます。

全部同じ牌に書き換えてもらったところ↓

Retileには、内部にコンピュータが入っていること、ディスプレイ表示があり、牌の種類を書き換えられることといったほかにはない特徴があるためです。

具体的な用途としては

  • 牌の種類を変更した特殊麻雀
  • 特定のモーションでの追加演出
  • 局の合間に広告を出す

などが想定されているそうです。

Retileであれば、ディスプレイ表示なので牌の表示は自由自在。企業のオリジナル牌なども絵柄を表示するだけで簡単に作ることができますし、(ガン牌がないので)実は裏面も自由に設定できます。

ジャイロセンサーを用いて特定のモーション(ツモる、牌を振るなど)に対し、ディスプレイ表示を変えたり、(内部にスピーカーを入れれば)音を出すなども可能だそうです。

いろいろと面白い使い方ができそうですね。

おわりに

以上がデュプリケート麻雀システム「Retile」の紹介でした。

デュプリケート麻雀牌と思っていたのですが、実際にできたものを見せてもらって、デュプリケート麻雀に限らず、幅広い非常に面白い製品だなと思いました。

またデュプリケート麻雀についても、この卓を用いることで、より気軽に行える競技になると、研究用途だけでなく、プロ対局の追体験などができそうですね。

ぜひ流行ってほしいなと思いました。

また、株式会社「遊研堂」さんについては、本製品の他に「デジタル点棒表示システム(DMS)」を搭載した卓についても展示がされておりましたので、そちらについては別記事で紹介できればと思います。

以上になります。新しいスタイルの卓が出てきてとても楽しかったです。

ではまた良い麻雀ライフを。

カテゴリーメニュー